助任(読み)すけとう

日本歴史地名大系 「助任」の解説

助任
すけとう

[現在地名]徳島市吉野本町よしのほんちよう一―五丁目・助任本町すけとうほんちよう一―三丁目・中前川町なかまえがわちよう一―五丁目・北前川町きたまえがわちよう一―五丁目・下助任町しもすけとうちよう一―五丁目

徳島城の北にある武家地。北を武家地大岡おおか、南と西を同前川、東は町人地助任町に接する。寛永八―一三年(一六三一―三六)の忠英様御代御山下画図には助任川北岸に助任とみえている。「阿波志」には規模は縦七〇〇歩ばかり、横一千五六歩とある。文化九年(一八一二)島々丁名改目録では前川とともに記され、助任町との境に南北に走る表町おもてまち通、助任町の南西角から明王みようおう寺へ曲がる末広丁、同丁から東西に走る本丁、こずえ丁、土手ノ丁、助任町の北西角から八幡社へ東西に直進した馬場筋、新道、八幡社の前から北へ走った西町にしまち通、万福寺前まんぷくじまえ通、西内口にしうちぐち森蔭もりかげ丁があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報