出精(読み)シュッセイ

デジタル大辞泉 「出精」の意味・読み・例文・類語

しゅっ‐せい【出精】

[名](スル)精を出して努めること。精励
「君が今の様に―して下されば」〈漱石坊っちゃん
[類語]勉強勉励精励精進しょうじん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「出精」の意味・読み・例文・類語

しゅっ‐せい【出精】

  1. 〘 名詞 〙 精を出すこと。励みつとめること。精励。励精。
    1. [初出の実例]「軍兵衛殿、其元の儀は、別けて弟子衆の内にも御懇意に仕る故、御出精もなされて、身の捻り、眼の放れ、思ひ切て附入らっしゃる気性ござれば、鎖鎌を進上致す」(出典:歌舞伎・幼稚子敵討(1753)二)
    2. 「一かたならず御出精なれども、はかばか敷御合点参らぬなり」(出典:蘭東事始(1815)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android