出買(読み)でがい

精選版 日本国語大辞典 「出買」の意味・読み・例文・類語

で‐がい‥がひ【出買】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 直接売り手のところへ出かけて行って買うこと。
    1. [初出の実例]「大根の出買(テカイ)して夕に売仕舞」(出典:浮世草子・本朝二十不孝(1686)五)
  3. 江戸時代、仲買などを通さないで、沖合に停泊している廻船へ直接出かけて、廻船の乗組員と馴合いの上で、積荷を買取ること。正常の商品流通機構を乱す不正行為として取締まりの対象とされた。
    1. [初出の実例]「年々に私販の事共多くなりたり。出買〈略〉ぬけ買など種々の名目あり」(出典:随筆・折たく柴の記(1716頃)下)
  4. 鮮魚の仲買人。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む