刀筆吏(読み)とうひつり

精選版 日本国語大辞典 「刀筆吏」の意味・読み・例文・類語

とうひつ‐りタウヒツ‥【刀筆吏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 文書記録仕事をする小官吏。書記刀筆の吏。
    1. [初出の実例]「不佞茂卿、刀筆吏也」(出典:徂徠集(1735‐40)二〇・与猗蘭侯)
    2. [その他の文献]〔史記‐蕭何世家賛〕
  3. 身分のひくい役人。小官吏。小役人
    1. [初出の実例]「読書人亦自ら甘んじて世務を知らず、〈略〉其世務を管する人は往々にして刀筆吏より出づ」(出典:明六雑誌‐二号(1874)非学者職分論〈西周〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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