世務(読み)セイム

デジタル大辞泉 「世務」の意味・読み・例文・類語

せい‐む【世務】

世の中の務め。せむ。
「天性勇毅にして、又―に応ずるの才あり」〈中村訳・西国立志編

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精選版 日本国語大辞典 「世務」の意味・読み・例文・類語

せい‐む【世務】

  1. 〘 名詞 〙 世の中のつとめ。当世事務。せむ。
    1. [初出の実例]「世務余閑排草堂、鳴琴置榻酒盈觴」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)六・夏日桂別業即事〈藤原敦光〉)
    2. 「これを案ずれば世務(セイム)を薄くし、是を詠ずるは名利を忘る」(出典:米沢本沙石集(1283)五末)
    3. [その他の文献]〔史記‐主父偃伝〕

せ‐む【世務】

  1. 〘 名詞 〙せいむ(世務)

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普及版 字通 「世務」の読み・字形・画数・意味

【世務】せいむ

世の務め。世俗のこと。〔抱朴子、自叙〕廢することるに非ざれば、事ねて濟(な)らず。世務をするに非ざるよりは、則ち曷(なに)に(よ)つてか玄靜を修せんや。

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