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分娩停止 ぶんべんていし

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家庭医学館の解説

ぶんべんていし【分娩停止】

 分娩の進行には、胎児(たいじ)を押し出そうとする陣痛(じんつう)や腹圧(ふくあつ)のいわゆる娩出力(べんしゅつりょく)、胎児、胎児が通る産道(さんどう)の3つの要素が必要です。
 この3要素のどれか、あるいは複数の異常により、分娩の進行が遅れる場合を分娩遷延(ぶんべんせんえん)と称し、まったく進行が止まった状態におちいった場合を分娩停止と呼びます。
 原因には、陣痛が非常に弱い、胎児の頭部と骨盤(こつばん)の大きさに不適合がある(CPD=児頭骨盤不均衡(じとうこつばんふきんこう))、胎児の位置の異常、胎児の回旋(かいせん)(出産の際、骨盤の大きさに合わせるように回りながら出てくること)の異常などの場合が考えられます。
 それぞれの原因により対処方法は異なりますが、単純に陣痛が微弱なだけであれば、陣痛促進剤(じんつうそくしんざい)を使用することによって、正常な分娩を行なうことも可能です。
 しかし、完全なCPDなどの場合は、帝王切開術(ていおうせっかいじゅつ)による胎児娩出が必要となります。CPDなどの診断には、胎児の頭部と骨盤のX線撮影が、一般的に利用されています。
 とくに、分娩の停止により胎児が危険な状態にあるときには、急いで胎児を娩出する必要があります。
 帝王切開術以外に、吸引(きゅういん)分娩や、鉗子(かんし)分娩という娩出法を用いて対処する場合もあります。

出典|小学館
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