分娩停止
ぶんべんていし
Obstructed labo
(女性の病気と妊娠・出産)
陣痛が始まったあとで、はじめは分娩が進行していたのに、それまでと同様に陣痛が続いているにもかかわらず、2時間以上にわたって分娩の進行が認められなくなった状態をいいます。
回旋異常や児頭骨盤不均衡が原因になるほか、母体の疲労による続発性微弱陣痛が原因になることもあります。
放置すると陣痛が弱まってしまいます。母子の状態が悪化することもあります。
内診、超音波検査、必要に応じて骨盤のX線検査を行って、原因をさがします。
経腟分娩が可能かどうかを検討します。微弱陣痛による場合は陣痛促進薬を使うこともあります。無理と判断した場合は、帝王切開による分娩を行います。
海野 信也
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報
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ぶんべんていし【分娩停止】
分娩の進行には、胎児(たいじ)を押し出そうとする陣痛(じんつう)や腹圧(ふくあつ)のいわゆる娩出力(べんしゅつりょく)、胎児、胎児が通る産道(さんどう)の3つの要素が必要です。
この3要素のどれか、あるいは複数の異常により、分娩の進行が遅れる場合を分娩遷延(ぶんべんせんえん)と称し、まったく進行が止まった状態におちいった場合を分娩停止と呼びます。
原因には、陣痛が非常に弱い、胎児の頭部と骨盤(こつばん)の大きさに不適合がある(CPD=児頭骨盤不均衡(じとうこつばんふきんこう))、胎児の位置の異常、胎児の回旋(かいせん)(出産の際、骨盤の大きさに合わせるように回りながら出てくること)の異常などの場合が考えられます。
それぞれの原因により対処方法は異なりますが、単純に陣痛が微弱なだけであれば、陣痛促進剤(じんつうそくしんざい)を使用することによって、正常な分娩を行なうことも可能です。
しかし、完全なCPDなどの場合は、帝王切開術(ていおうせっかいじゅつ)による胎児娩出が必要となります。CPDなどの診断には、胎児の頭部と骨盤のX線撮影が、一般的に利用されています。
とくに、分娩の停止により胎児が危険な状態にあるときには、急いで胎児を娩出する必要があります。
帝王切開術以外に、吸引(きゅういん)分娩や、鉗子(かんし)分娩という娩出法を用いて対処する場合もあります。
出典 小学館家庭医学館について 情報
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