分散度(読み)ぶんさんど(その他表記)degree of dispersion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「分散度」の意味・わかりやすい解説

分散度
ぶんさんど
degree of dispersion

光がプリズム回折格子によって分散されるとき,波長 λ および λ+dλ であるスペクトル線の明線をつくる方向が θ および θ+dθ であるとき,dθ/dλ をその分散系 (プリズムまたは回折格子) の分散度という。分散度は一定の波長差の2本のスペクトル線の像の間隔目安を与える。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の分散度の言及

【数理統計学】より

…同様にして,中位数は|X1m|+|X2m|+……+|Xnm|を最小にするmであり,これをmed Xと書くことが多い。
[分散度]
 集団の標識の値X1,X2,……,Xnは代表値の両側に分布しているが,その散らばり方にはいろいろな可能性がある。代表値の近くに密集していることもあれば,両側に幅広く散らばっていることもある。…

※「分散度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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