分散重合(読み)ブンサンジュウゴウ

化学辞典 第2版 「分散重合」の解説

分散重合
ブンサンジュウゴウ
dispersion polymerization

開始剤,モノマーは溶けるがポリマーは溶けない反応媒体中で,分散安定剤(おもに両親媒性分子)を添加して行う重合方法.重合進行とともに高分子溶媒に溶けないため不均一となるが,分散安定剤を存在させて微粒子を生成させる.不均一重合一種であるが,重合開始時に均一溶液であることが乳化重合懸濁重合と異なる.分散媒の極性の変化や,分散安定剤の量や分子量の変化により,粒子径を変化させることができる.スチレンメタクリル酸メチルの炭化水素系溶媒,アルコール系溶媒中での分散重合などが知られている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む