切込炭(読み)きりこみたん

精選版 日本国語大辞典 「切込炭」の意味・読み・例文・類語

きりこみ‐たん【切込炭】

  1. 〘 名詞 〙 塊炭(かいたん)粉炭(ふんたん)の混じった石炭採掘のままで選炭をしていない山出し切込みと、合理的燃焼のために両者を適当な割合に混ぜた商品切込みとがある。

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百科事典マイペディア 「切込炭」の意味・わかりやすい解説

切込炭【きりこみたん】

一般に石炭は選炭工場でサイズ別に分類,塊炭,中塊炭,粉炭などとして販売するが,選炭しない,したがってぼた(ずり)などの混じった石炭を切込炭といい比較的安価である。また選炭後,塊・粉を混合してつくる商品切込炭があり,この場合は前者を未選切込炭という。

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世界大百科事典(旧版)内の切込炭の言及

【石炭】より

…選炭工程で産物を3種に分けるときは,その中間の産物を〈2号炭〉という。原炭の灰分があまり多くなく,選炭の手間と費用をかけるよりもそのままで安く使う方がよいという場合もあり,これを〈切込炭〉という。切込炭は,粒度が細かいものから粗いものまで交ざっている。…

※「切込炭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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