日本歴史地名大系 「切通陣屋跡」の解説
切通陣屋跡
きりどおしじんやあと
[現在地名]岐阜市切通六丁目
旧中山道の北、名鉄各務原線切通駅の東にある切通公園にあたる。史料には切通役所などとみえる。宝暦五年(一七五五)安藤信明(信成)は父信尹の不行跡によって五万石に削封された加納藩を継いだが、翌六年陸奥平藩五万石に移された。享和三年(一八〇三)信明は本拠とは遠く離れた美濃国内に一万八千一八石余を加増された。領地はおもに父信尹のときに削封された地で、厚見郡に一三村・
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報