初める(読み)ソメル

デジタル大辞泉 「初める」の意味・読み・例文・類語

そ・める【初める】

[動マ下一][文]そ・む[マ下二]《「染める」と同語源か》動詞の連用形に付いて、…しはじめるの意を表す。「桜の花の咲き―・めるころ」「夜が白々と明け―・める」「見―・める」

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精選版 日本国語大辞典 「初める」の意味・読み・例文・類語

そ・める【初】

  1. 〘 マ下一 〙
    [ 文語形 ]そ・む 〘 マ下二 〙 ( 「そめる(染)」と同語源か。補助動詞として用いる ) その行為がはじまる意、また、はじめられた行為や動作結果が長くあとに残る意を表わす。
    1. [初出の実例]「なかなかに黙(もだ)あらましを何すとか相見始(そめ)けむ遂げざらまくに」(出典万葉集(8C後)四・六一二)
    2. 「忍ぶれど涙こぼれそめぬれば、折々ごとに、え念じえず」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)

初めるの補助注記

「思いそめる」「見そめる」「乱れそめる」などの「そめる」には、「染める」の意識の強い場合がある。→そめる(染)

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