デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「初君」の解説 初君 はつきみ ?-? 鎌倉時代の遊女。永仁(えいにん)6年(1298)佐渡に流される京極為兼が越後(えちご)(新潟県)寺泊(てらどまり)にたちよったとき,歌をつくってなぐさめたという。のち「玉葉和歌集」の撰者となった為兼は,初君の歌「ものおもひ越路の浦のしら浪も立ちかへるならひありとこそきけ」を採録した。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例