撰者(読み)センジャ

デジタル大辞泉 「撰者」の意味・読み・例文・類語

せん‐じゃ【×撰者】

作品を選び集めて歌集句集などを編集する人。編者。「古今集撰者
書物文章を撰述した人。古い文献についていう。著者

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「撰者」の意味・読み・例文・類語

せん‐じゃ【撰者】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「せんしゃ」とも )
  2. 詩歌や文章を書いた人。本の著者。主として昔の文献の作者をいう。撰人
    1. [初出の実例]「旧事本紀の撰者蘇我馬子大臣の子、蝦夷大臣」(出典:日本書紀桃源抄(15C後))
  3. 作品をえらび集めて詩歌集などを作る人。撰人。
    1. [初出の実例]「金葉集といふ名こそ撰者のえらべるにや、かたぶく人はんべるとかや」(出典:今鏡(1170)二)

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世界大百科事典(旧版)内の撰者の言及

【点者】より

…一流の宗匠は,作品の可否を判断し,点料を取って批点する資格をもつ。その職能の側から点者,また評者,撰者と呼ばれた。職業的宗匠として世間から承認されているの意である。…

※「撰者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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