岩石学辞典 「初晶」の解説 初晶 共晶反応(eutectic reaction)前に晶出した結晶.共晶に対する語で,結晶の始まる温度を初晶点という[清水, 長崎 : 1977].与えられた組成の液体と,平衡状態でのみ存在することのできる結晶相をいい,これは多成分の熔融体が冷却する際に最初に晶出する相で,また熔融する際に最後に消滅する相である[片山ほか : 1970]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報