デジタル大辞泉
「初段」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しょ‐だん【初段】
- 〘 名詞 〙
- ① 最初の段階。
- [初出の実例]「初段の金剛手〈略〉句の下、経の終を尽くす」(出典:栂尾明恵上人伝記(1232‐50頃)上)
- 「其教法は初段の教へなく、凡て諸科上等の教を授くる学校にして」(出典:西洋学校軌範(1870)〈小幡甚三郎訳〉仏蘭西学校)
- ② 浄瑠璃の最初の段。
- [初出の実例]「さく花をまてば初段を語出す 鶯よりも其子なかすな」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第九)
- ③ 囲碁、将棋、柔道、剣道などの技量の位付けをいう段の最初のもの。
- [初出の実例]「碁敵(ごがたき)はありといへども、象戯敵(しゃうぎがたき)といふものいまだ是をきかず。初段よりはじめて幾段とよばるるものに、いざこざはたえてなし」(出典:滑稽本・古今百馬鹿(1814)上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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