初段(読み)しょだん

精選版 日本国語大辞典 「初段」の意味・読み・例文・類語

しょ‐だん【初段】

〘名〙
最初段階
※栂尾明恵上人伝記(1232‐50頃)上「初段の金剛手〈略〉句の下、経の終を尽くす」
※西洋学校軌範(1870)〈小幡甚三郎訳〉仏蘭西学校「其教法は初段の教へなく、凡て諸科上等の教を授くる学校にして」
浄瑠璃の最初の段。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第九「さく花をまてば初段を語出す 鶯よりも其子なかすな」
囲碁将棋柔道剣道などの技量の位付けをいう段の最初のもの。
※滑稽本・古今百馬鹿(1814)上「碁敵(ごがたき)はありといへども、象戯敵(しゃうぎがたき)といふものいまだ是をきかず。初段よりはじめて幾段とよばるるものに、いざこざはたえてなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「初段」の意味・読み・例文・類語

しょ‐だん【初段】

最初の段階。
武道・囲碁・将棋などで、最下位段位。また、その段位を得た人。

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