初花・勝五郎(読み)はつはな・かつごろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「初花・勝五郎」の解説

初花・勝五郎 はつはな・かつごろう

浄瑠璃(じょうるり),歌舞伎の登場人物。
箱根霊験躄仇討(はこねれいげんいざりのあだうち)」の主人公夫婦。飯沼勝五郎は妻の初花とともに父の敵(かたき)をもとめて旅をするが,病から両足不自由となる。箱根で初花は返り討ちにあうが,亡霊となって滝にうたれて祈願すると,勝五郎の足がなおり敵討ちをはたす。享和元年(1801)司馬芝叟(しそう)が実録を浄瑠璃に脚色

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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