初音曲(読み)はつねのきょく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「初音曲」の意味・わかりやすい解説

初音曲
はつねのきょく

箏曲の曲名。山田流流祖山田検校作曲の組歌で,山田流だけの曲。奥組。作詞者は未詳で横田袋翁説,山田検校自作説がある。『源氏物語』の「初音」の巻を典拠とし,ほぼその巻の内容を追って6歌の構成にまとめている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む