別居制度(読み)べっきょせいど

百科事典マイペディア 「別居制度」の意味・わかりやすい解説

別居制度【べっきょせいど】

〈別居〉という語は,ときに離婚を含めて用いられるが,普通は,婚姻の本旨に反して夫婦が住居を別にするが離婚にはいたらないという状態を指す。欧米では,キリスト教などの影響によって離婚が厳しく規制されていたので,それに代わるものとして教会法の認める別居制度(いわゆる〈ベッドと食卓の離婚〉)が歴史的に発達した。現在では離婚までの過渡的期間という意味も強くなり,裁判離婚の要件のひとつとして一定期間以上の別居を挙げるのが通例。法的別居として裁判別居と協議別居がある。日本の民法では特に規定がないため,事実上の別居状態にある夫婦の間での子どもの奪い合いなどの事例をめぐって解釈上の争いがある。

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