別府川(読み)べつぷがわ

日本歴史地名大系 「別府川」の解説

別府川
べつぷがわ

蒲生かもう町・姶良町を流れる二級河川。地元では「びゅうがわ」ともよぶ。狭義には姶良町域の山田やまだ川・蒲生川の合流点下流の呼称であるが、本来は蒲生川上流の後郷うしろごう川まで含めた呼称である。後郷川の水源は蒲生町北端の矢止やどめ(六六九・七メートル)南麓に発し、木津志きづし川を合せて蒲生町米丸よねまるを南流、同町の下久徳しもぎゆうとく・上久徳の境で東流する前郷まえごう川と合流し、蒲生川となる。合流地点の沖積平野が蒲生町の中心地である。蒲生川は東流して姶良町に入り、山田川と船津ふなつで合流し、別府川となって鹿児島湾に注ぐ。姶良町東餅田ひがしもちだから河口までは、加治木かじき町との境をなしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android