別府遺跡
びゆういせき
[現在地名]宇佐市別府
駅館川西岸自然堤防上に南北九〇〇メートル・東西最大幅二〇〇メートルにわたって広がる複合遺跡。とくに国道一〇号付近には弥生時代から奈良時代にかけての遺構が集中する。昭和二四年(一九四九)国道三八七号拡幅の際、多数の弥生土器が出土し、なかでも大型の安国寺式土器が含まれていて注目された。同四七年に行われた本格的発掘調査では弥生時代後期の竪穴住居跡、古墳時代の積石墓、奈良時代とみられる掘立柱建物跡などが発見された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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