日本歴史地名大系 「別当十三塚遺跡」の解説 別当十三塚遺跡べつとうじゆうさんづかいせき 山梨県:北巨摩郡長坂町大八田村別当十三塚遺跡[現在地名]長坂町大八田大泉(おおいずみ)村との境の通称原田(はらだ)山にあった中世の塚群。圃場整備事業に先がけ昭和六一年(一九八六)と同六二年の二度に分けて発掘調査され、消滅した。塚は南側の尾根筋にほぼ一直線に並び、調査段階では遺存状態が悪いものも含めると一〇基が確認できた。そのうちの一つからは塚底部において溝状遺構と土壙が検出され、土壙からは北枕西向き屈葬の壮年男子一体分の人骨が出土した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by