精選版 日本国語大辞典 「別異」の意味・読み・例文・類語 べつ‐い【別異】 〘 名詞 〙① かわった点。差異。別。[初出の実例]「其風俗を紊るの大害稗官小説淫奔の事を記する者と果して何の別異あらんや」(出典:明六雑誌‐二〇号(1874)新聞紙論〈津田真道〉)② ( 形動 )( ━する ) 異なること。異なっていること。また、そのさま。[初出の実例]「如レ是五部、雖二各々別異一、而皆不レ妨二諸仏法界及大涅槃一」(出典:出定後語(1745)上)「一山を踰へ一水を渉るときは人情の別異なること」(出典:国会論(1888)〈中江兆民〉)③ ( ━する ) 違いを弁別すること。区別すること。[初出の実例]「遺俗、余政、猶旧を存し、之を普の新州と名けて、別異すると云」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)[その他の文献]〔漢書‐貢禹伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例