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わけ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


わけ

雑姓の一つ。また氏の名。「和気」とも書く。本来5世紀前後の天皇,皇族の名につけられた尊称。この姓の氏族は皇別出身の伝承をもち,地名を氏とした国造が多いのが特色で,畿内およびその周辺や西国に分布していた。

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デジタル大辞泉の解説

べち【別】

[名・形動ナリ]べつ(別)」に同じ。
「―によき家を造りて住ませければ」〈宇治拾遺・九〉

べつ【別】

[名・形動]
ある物事と他の物事との区別。けじめ。違い。「公私のをはっきりさせる」「男女のなく採用する」
一緒ではないこと。それぞれ違っていること。また、そのさま。「それとこれとは問題がだ」「親とはな(の)住まい」「会計をにする」
そのものでないこと。他のものであること。また、そのさま。「な(の)家を探す」「な(の)手段を講じる」
他のものと、また普通のものと異なること。また、そのさま。特別。「本給とはな(の)手当がつく」
わかれること。いとまごい。→別に
「夜に及んで―を告げ戸外に出んとす」〈織田訳・花柳春話

べつ【別】[漢字項目]

[音]ベツ(慣) ベチ(呉) [訓]わかれる わける わかつ
学習漢字]4年
いっしょにいたものが離れ離れになる。「別居別離哀別一別永別訣別(けつべつ)告別死別生別惜別餞別(せんべつ)送別離別
ある特徴によって物事を分け離す。それによって分けられるけじめや違い。「鑑別区別戸別個別差別識別種別峻別(しゅんべつ)性別選別大別判別分別(ふんべつ)分別(ぶんべつ)類別
それとは違った。ほかの。「別館別冊・別字・別荘別途別名
とりわけ。特に。他と異なる。「別格別懇別状別段格別特別
[名のり]のぶ・わき・わく・わけ

わけ【別】

古代の姓(かばね)の一。皇族の子孫で地方に封ぜられたという氏族の姓。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

わけ【別】

古代日本における有力者の称号の一つ。和気,和希,獲居,和居とも表記され,統治権を分かちあうという意から出た称号で,5世紀以前の王(天皇),地方首長がひとしく名の下につけていた。別の称号のもっとも古い用例は,埼玉県行田市稲荷山古墳から出土した鉄剣銘文の中にみえる〈弖已加利獲居〉〈多加披次獲居〉などの人名に付けられている〈獲居〉である。《古事記》《日本書紀》および《和気系図》などの古系図にみえる人名に付けられている別を分析すると,別の称号は応神天皇であるホムダワケ(誉田別)のような人名が天皇の名前から消えていくことと並行して,地方豪族の人名にもみられなくなり,そしてそれに代わって天皇は〈大王〉,諸豪族は〈臣〉〈君〉〈直〉などのカバネ的称号を称するようになるのが5世紀後半からであったことが知られていた。

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大辞林 第三版の解説

べち【別】

( 名 ・形動ナリ )
〔呉音〕
べつ(別) 」に同じ。 「 -の子細候はず/平家 7

べつ【別】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
違い。差異。区別。 「男女の-を問わない」 「長幼の-をわきまえる」
あるものと同じでない・こと(さま)。 「それはまた話が-だ」 「 -の人に頼んでみる」 「 -な物を探す」
他と同様でない・こと(さま)。特別。 「彼は-として、普通はみなそうする」 → 別に

わけ【別】

古代の姓かばねの一。皇族出身者が地方官として下り、地名を冠して用いたのがはじめとされる。

出典|三省堂
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