別鍋(読み)べつなべ

精選版 日本国語大辞典 「別鍋」の意味・読み・例文・類語

べつ‐なべ【別鍋】

  1. 〘 名詞 〙 他の人とは別に煮炊きした食事をすること。また、その食事。特に、一家主人、または長男など、家族一部が優遇されている場合、逆に、仲間はずれにされ共同飲食を拒まれた場合など。葬儀の際、死忌を避けるため別火(べっか)で煮炊きすることもいう。
    1. [初出の実例]「下宿人に南京米を食はせておき乍ら、自分は別鍋の日本米を食ふといったのが多い」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む