利智(読み)りち

精選版 日本国語大辞典 「利智」の意味・読み・例文・類語

り‐ち【利智】

〘名〙
仏語。するどい智慧。すぐれた智慧。また、その人。
秘蔵宝鑰(830頃)中「第四〈略〉鈍根六十劫、利智則三生、修練苦行乃証聖位
② (形動) 感覚がするどいこと。また、そのさま。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)一「辟支仏の、利智(リチ)にして無漏最後身なる、また十方界にみちて、そのかず、竹林のごとくならん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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