無漏(読み)むろ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

無漏
むろ

仏教用語。れるものがないこと,漏泄する不浄なものが尽きていること。ここから,けがれがない,煩悩がないことの意に変った。この反対が有漏。仏は五神通 (あるいは六神通 ) を具備するといわれるが,そのなかでも仏を他の聖者と区別する神通として漏尽通がある。一切の漏泄が尽きている神通で,この神通を得ているか否かで仏と他の聖者とを区別する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

無漏【むろ】

仏教の用語。漏は人間の煩悩(ぼんのう)をさし,それを断滅した状態を無漏という。涅槃(ねはん),悟りと同義。また無漏に達する前の凡夫を有漏(うろ)という。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

むろ【無漏】

〘仏〙 〔「漏」は煩悩ぼんのうのこと〕 悟りが開け、迷いや欲望がなくなったこと。 ⇔ 有漏うろ

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

今日のキーワード

熱射病

高温多湿下の労働時に外界への熱放散が困難なために発病する疾患をいい、現在では日射病とともに高温障害の一病型とされている。[重田定義][参照項目] | 高温障害...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

無漏の関連情報