利者(読み)きけもの

精選版 日本国語大辞典 「利者」の意味・読み・例文・類語

きけ‐もの【利者】

  1. 〘 名詞 〙 すぐれた働きのある人。手腕家で、はばをきかせている人。きれもの。ききもの。
    1. [初出の実例]「その赤間源左衛門さんといふ人は、この木更津での利(キ)け者(モノ)」(出典歌舞伎与話情浮名横櫛(切られ与三)(1853)二幕)
    2. 「この比丘尼は唯今城内へも取り入り、中々きけ者のよしに候へども」(出典:糸女覚え書(1923)〈芥川龍之介〉)

きき‐もの【利者】

  1. 〘 名詞 〙 技量のすぐれている人。腕ききの人。転じて、羽ぶりがよく、人気のある人。権勢のある人。きけもの。
    1. [初出の実例]「通俗三国志の利きもの、関羽字は雲長」(出典:歌舞伎・助六廓夜桜(1779))
    2. 「当時の流行者(キキモノ)富本米太夫」(出典:人情・祝井風呂時雨傘(1838)一三回)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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