刻削(読み)こくさく

精選版 日本国語大辞典 「刻削」の意味・読み・例文・類語

こく‐さく【刻削】

  1. 〘 名詞 〙
  2. きざんだり削ったりすること。彫刻。〔広益熟字典(1874)〕
    1. [初出の実例]「或は刻削せる壁の如く」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉四)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐説林下〕
  3. ( 形動 ) 人に対して厳しいこと。断乎たる処置をとるさま。
    1. [初出の実例]「好勢耽名之卜度、到此誰人与刻削」(出典:狂雲集(15C後)謹白久参人崇宗蔵主絶交)
    2. [その他の文献]〔史記‐秦始皇本紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「刻削」の読み・字形・画数・意味

【刻削】こくさく

けずる。彫刻する。〔韓非子、説林下〕は大なるに如(し)くは(な)く、目は小なるに如くはし。

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