前原新田村
まえはらしんでんむら
[現在地名]犬山市前原
北は塔之地村、西は橋爪村・五郎丸村、南は羽黒村、東は今井村に接する。東が山地、西が台地の東西に長い矩形状の村。天保村絵図によれば木曾街道が南北に通り、橋爪村道・五郎丸村道が各々村の北端・南端を通って東の山地で合流し今井村道となる。寛文元年(一六六一)替地により成瀬隼人正采地となったもの。田一〇町一反四畝余・畑三町七反六畝余の成瀬の開発田地。戸数四〇軒のうち二四軒は入鹿池が開削された際、引料(移転料)米二四石を与えられて入鹿村より移住したもの(寛文覚書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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