前浜新田(読み)まえはましんでん

日本歴史地名大系 「前浜新田」の解説

前浜新田
まえはましんでん

[現在地名]碧南市江口えぐち町・潮見しおみ町・中田なかだ町・河方かわかた町・川口かわぐち町・稲荷いなり町・葭生よしおい

矢作川の右岸伏見屋外ふしみやそと新田の南に続く干拓新田で、前浜新田・葭生場の集落からなる。新田開発の計画は天明年中(一七八一―八九)幕府の代官大草太郎左衛門に始まり、同一一年寺津てらづ(現西尾市)の吉兵衛が矢作川海口幅四七〇間のところに定杭を打立てた。この地域は大浜おおはま村・棚尾たなお村の入会地であったため、二村は出府嘆願した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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