前王(読み)ぜんおう

精選版 日本国語大辞典 「前王」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐おう‥ワウ【前王】

  1. 〘 名詞 〙 前代の王。前代の君主
    1. [初出の実例]「故尋旧典、揖前王」(出典菅家文草(900頃)八・答太政大臣謝幸第視病勅)
    2. 「只史書に書き置て、前王の是非を後王の誡(いましめ)に備ふる者也」(出典:太平記(14C後)三五)
    3. [その他の文献]〔詩経‐周頌・烈文〕

ぜん‐のう‥ワウ【前王】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぜんおう」の連声 ) ⇒ぜんおう(前王)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android