前田豊(読み)マエダ ユタカ

20世紀日本人名事典 「前田豊」の解説

前田 豊
マエダ ユタカ

昭和期のバレーボール指導者 日本文化出版社長;元・国際バレーボール協会副会長。



生年
大正4(1915)年9月25日

没年
平成9(1997)年1月11日

出生地
広島県広島市

学歴〔年〕
早稲田大学高等師範部〔昭和13年〕卒

主な受賞名〔年〕
藍綬褒章〔昭和49年〕,朝日体育賞(昭60年度),勲三等瑞宝章〔昭和62年〕

経歴
東京・中村高女の教師となり、バレーボール監督として149連勝という大記録を残す。昭和14年日本バレーボール協会理事となり、戦後の30年理事長に就任。35年には全日本監督として第3回女子世界選手権に初出場、ソ連に次いで2位に入る。東京五輪では総監督として女子チームの金メダル獲得に貢献。メキシコミュンヘン両五輪で日本選手団の総監督に就き、ミュンヘンでは男子チームを金メダルへ導いた。その後、51年国際バレーボール連盟(FIVB)副会長、52年アジアバレーボール連盟会長を歴任。また、日本文化出版社長として専門誌を創刊。バレーボールの普及、発展に尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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