前町(読み)まえまち

日本歴史地名大系 「前町」の解説

前町
まえまち

[現在地名]黒石市前町

黒石陣屋の東を南北に走る町並で、南は袋井ふくろい村に続き、北はなか町に通じる。青森―碇ヶ関いかりがせき(現南津軽郡碇ヶ関村)間の街道筋の宿場町であった。享保(一七一六―三六)頃の黒石府家之図(浅瀬石川郷土誌)には、町家が二八軒記される。文化三年(一八〇六)の黒石火消組五ケ組(浅瀬石川郷土誌)では、町の東並は山形町組に、西並は鍛治町組に属した。明治二年(一八六九)前町の商家鳴海忠左衛門方から出火した久一火事で町は全焼し、前町上ノ坂かみのさかの上にあった神明宮と住吉すみよし宮も烏有に帰した(黒石百年史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む