前船(読み)マエブネ

デジタル大辞泉 「前船」の意味・読み・例文・類語

まえ‐ぶね〔まへ‐〕【前船】

《「まえふね」とも》江戸時代から明治時代にかけての歌舞伎劇場の観客席で、2階正面桟敷前面に張り出して作られた席(引船ひきふね)の最前列本船ほんぶね

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「前船」の意味・読み・例文・類語

まえ‐ふね まへ‥【前船】

〘名〙 歌舞伎劇場で、二階正面桟敷の前面へ張り出して作られた観客席の最前列。さきぶね。
※初すがた(1900)〈小杉天外〉二「丁度仮花道の上に当る前船(マヘフネ)に」

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