前資(読み)ぜんし

精選版 日本国語大辞典 「前資」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐し【前資】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぜんじ」とも ) 久しく禅寺にあって寺の住持を資助している人。また、寺の財政面をつかさどる副寺(ふうす)以下維那(いの)典座(てんぞ)など東序の職を三回つとめて退いた人をいう。
    1. [初出の実例]「このときより、安老、勤旧、前資、頤堂、単寮のともがら、浄頭等あゆみつらなれり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)安居)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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