デジタル大辞泉
「剣太刀」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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つるぎ‐たち【剣太刀】
- [ 1 ] =つるぎ(剣)の太刀
- [初出の実例]「大夫(ますらを)の 壮士(をとこ)さびすと 都流伎多智(ツルギタチ) 腰に取り佩き 猟弓(さつゆみ)を 手握り持ちて」(出典:万葉集(8C後)五・八〇四)
- [ 2 ] 枕
- ① 剣を扱う動作を表わす語にかかる。
- (イ) 「身に添ふ」にかかる。
- [初出の実例]「都流伎多知(ツルギタチ)身に添ふ妹をとりみがね哭をそ泣きつる手児(てご)にあらなくに」(出典:万葉集(8C後)一四・三四八五)
- (ロ) 「研ぐ」にかかる。
- [初出の実例]「劔刀(つるぎたち) 磨ぎし心を 天雲に 思ひはぶらし」(出典:万葉集(8C後)一三・三三二六)
- (ハ) 「斎(いは)ふ」にかかる。みがき清める意からか。
- [初出の実例]「劔刀(つるぎたち) 斎(いは)ひ祭れる 神にしまさば」(出典:万葉集(8C後)一三・三二二七)
- ② 「名」や「汝(な)」にかかる。刃(な)と同音であるところからか。→補注。
- [初出の実例]「常世辺に住むべきものを劔刀(つるぎたち)汝(な)が心からおそやこの君」(出典:万葉集(8C後)九・一七四一)
- ③ 「皇太子(ひつぎのみこ)」「いはとこわけの命」に続く。かかりかた未詳。
- [初出の実例]「大虚(おほそら)に呼(よ)ばふこと有りて曰はく、劔刀(ツルキタチ)の太子王(みこ)といふ」(出典:日本書紀(720)履中五年九月(図書寮本訓))
剣太刀の補助注記
②のかかり方については、他に、名剣は名を付けて呼ぶ、あるいは銘を刻むところから「名」にかかり、転じて「汝」にかかる、とする説もある。また、「汝」にかかるのではなく、「汝が心」の「心」にかかるとする説もある。この場合のかかり方は、「研ぎし心」から転じたとも、刀の柄にさし込む部分を「心」というところからともする。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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