割掛(読み)わりがけ

精選版 日本国語大辞典 「割掛」の意味・読み・例文・類語

わり‐がけ【割掛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 二つ荷物を紐で結び、肩の前後に分けてになうこと。振分(ふりわけ)
    1. [初出の実例]「革籠と銭財布を割掛けにして担ぎ出る」(出典:歌舞伎・傾情吾嬬鑑(1788)五立)
  3. ( ━する ) 分割、配分すること。
    1. [初出の実例]「百姓持高にては十石以下、反畝にては一町歩以下の田畑は、子供并兄弟へ割掛申まじき事」(出典:地方凡例録(1794)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android