割木(読み)ワリキ

デジタル大辞泉 「割木」の意味・読み・例文・類語

わり‐き【割(り)木】

細かく割ったたきぎ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「割木」の意味・読み・例文・類語

わり‐き【割木】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 小割りにした、たきぎ。まき。割薪(わりまき)
    1. [初出の実例]「東庄より割木二十は」(出典:山科家礼記‐康正三年(1457)七月一六日)
    2. 「夕は灯も見ず、朝の割木(ワリき)絶て」(出典浮世草子好色五人女(1686)五)
  3. 手製下駄
    1. [初出の実例]「わり木のせいのたかいひより下駄」(出典:洒落本・青楼真廓誌(1800)一)

われ‐き【割木】

  1. 〘 名詞 〙 木をわった、たきぎ。まき。
    1. [初出の実例]「三尾山や杣のわれきの片落ちにすてられながらふしは忘れず〈藤原為家〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)二)

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