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創薬ベンチャー そうやくべんちゃー

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知恵蔵2015の解説

創薬ベンチャー

医薬品開発が主力のバイオベンチャーを指す。自ら新薬を完成させて販売するか、開発の一定段階で製薬会社に開発権や販売権を供与して収益を確保するビジネスモデルを持つが、成功すれば膨大な利益が見込める一方、失敗する可能性も高いハイリスク・ハイリターンのビジネスといえる。例えば、開発初期の動物実験の段階では成功する確率は1万分の1、治験の最終段階でも成功する確率は70%前後といわれている。創薬ベンチャーの主な医薬品候補には、前立腺がん・尿失禁・慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(開発企業=そーせい)、慢性動脈閉塞症(同=LTTバイオファーマ)、末梢(まっしょう)性血管疾患(同=アンジェスMG)などの治療薬があるが、申請段階で問題点が指摘されて申請が却下され、赤字を余儀なくされるケースも多い。こうした傾向はバイオ先進国の米国でも同様で、上場当初は赤字企業が多く、新薬の開発に成功し株価が急騰する企業がある一方で、開発に失敗し上場廃止に追い込まれた創薬ベンチャーもある。

(竹内文則 富士常葉大学教授 / 森岡英樹 金融ジャーナリスト パラゲイト・コンサルタンツシニア・リサーチ・アソシエイツ / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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