旺文社世界史事典 三訂版 「劉 少奇」の解説
劉 少奇
りゅうしょうき
Liú Shào-qí
中国の政治家
若いときから革命運動にはいり,1920年勤工倹学生としてフランスに留学,21年帰国後,共産党に入党。1927〜29年モスクワに留学した。中華全国総工会会長・中国共産党書記・中央委員などを歴任したのち,1949年の中華人民共和国成立に際して人民革命委副主席となり,大躍進政策失敗のあとをうけて,59年国家主席となった。理論家として知られたが,1966年以来の文化大革命で,党内の資本主義の道を歩む最大の実権派(走資派)として徹底的に批判され,68年に党籍を奪われ,開封市の監獄で死去。文化大革命終了後,1980年に名誉回復がなされた。
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