デジタル大辞泉 「力山を抜き気は世を蓋う」の意味・読み・例文・類語 力ちから山やまを抜ぬき気きは世よを蓋おおう 《「史記」項羽本紀から。漢の劉邦に垓下で包囲されたとき、絶望した楚の項羽がうたった詩の一節》山を抜き取るほど力が強く、世を圧倒するほど気力が盛んである。抜山蓋世ばつざんがいせい。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「力山を抜き気は世を蓋う」の意味・読み・例文・類語 ちから【力】 山(やま)を抜(ぬ)き気(き)は世(よ)を蓋(おお)う その力は山を引き抜くほど大きく、その盛んな意気は天下をひとのみにする勢いである。敵に囲まれ、四面楚歌を聞いた中国、秦末の武将項羽が悲憤慷慨してうたった「垓下歌」の一節。抜山蓋世(ばつざんがいせい)。〔史記‐項羽本紀〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例