最新 地学事典 「加久藤カルデラ」の解説
かくとうカルデラ
加久藤カルデラ
Kakuto caldera
九州南部,霧島火山の北西に位置する東西15km,南北10kmの陥没カルデラ。カルデラの南東部は,のちに生じた霧島火山の下に埋没し,明瞭でない。カルデラ縁から中心に向かって-15mGalの重力異常があり,倒立円錐状の内部構造が推定されている。カルデラ地形の原型は,加久藤火砕流を噴出した約34万年前の噴火によって完成した。カルデラ内の堆積物から,約2.5万年前まではカルデラ湖が存在していたことがわかっている。1968年にはカルデラの中心部で顕著な群発地震(えびの地震)が発生した。
執筆者:井村 隆介
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

