加治川村(読み)かじかわむら

日本歴史地名大系 「加治川村」の解説

加治川村
かじかわむら

面積:三七・一八平方キロ

郡北部に位置し、北は中条なかじよう町、東・南は新発田しばた市、西は紫雲寺しうんじ町に接する。村の東部は櫛形くしがた山脈に属する山地で、大峰おおみね(三九九・五メートル)などの山々がそびえる。西部は加治川右岸の沖積地で、享保期(一七一六―三六)に干拓された紫雲寺潟新田を中心に良質の加治川米の産地となっている。水田単作地帯であるが、近年は畜産・野菜栽培・チューリップの球根栽培が盛んで、ニシキゴイの養殖も行われる。長堤十里といわれた加治川堤防の桜は昭和四一年(一九六六)、四二年の水害のあと改修工事のため伐り倒された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報