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櫛形 くしがた

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

櫛形
くしがた

山梨県甲府盆地西部にある地域。旧町名。釜無川に注ぐ御勅使 (みだい) 川や滝沢川などの扇状地を占める。 1954年小笠原町と榊村,野之瀬村が合体し成立。 1960年豊村を編入。 2003年に八田村,芦安村,白根若草甲西の各町と合併し南アルプス市となった。乏水地にあるため,かつては養蚕が主産業で,武田氏時代から行商に出る者が多かった。大正時代末から園芸農業が興り,近年ではモモの栽培が盛ん。そのほかメリヤスなどの繊維工業や機械工業も立地。西端の櫛形山は南アルプス巨摩県立自然公園中心地。国道 52号線が通る。

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デジタル大辞泉の解説

くし‐がた【×櫛形】

櫛のように、下部が水平で上部にゆるやかな丸みをもった山形。また、そのもの。
茶室などの壁に設ける、山形の出入り口。
木材にらせん状の溝を切り込むのに用いる鉋(かんな)の一種。刃が櫛の歯状になっている。
折烏帽子(おりえぼし)の前面上部のまねきの下の半円形の部分。
櫛形窓」の略。
櫛形の穴」に同じ。

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大辞林 第三版の解説

くしがた【櫛形】

櫛の形。下部が水平で、上部が弧になった形。 「 -に切ったレモン」
櫛形窓 」に同じ。
櫛形の穴 」に同じ。
侍烏帽子えぼしの部分の名。招きの下の部分。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

櫛形
くしがた

山梨県西部、中巨摩(なかこま)郡にあった旧町名(櫛形町(まち))。現在は南アルプス市の南部を占める一地区。1954年(昭和29)小笠原(おがさわら)町と榊(さかき)、野之瀬(ののせ)の2村が合併して成立。櫛形山の東麓(とうろく)部を占めるところから櫛形と名づけられた。1960年豊(ゆたか)村を編入。2003年(平成15)白根(しらね)、甲西(こうさい)、若草3町および八田(はった)、芦安(あしやす)2村と合併し、市制施行して南アルプス市となる。旧櫛形町地区は、国道52号が走り、櫛形山山麓部とその東に広がる滝沢川、市之瀬川などのつくった扇状地上にある。第二次世界大戦前から戦後の昭和30年代前半までは、養蚕を主体とする農村であったが、その後果樹栽培へ切り替えられ、モモ、スモモが主として栽培されている。工業も盛んで、機械、繊維、化学など戦後に誘致された工場もあり、中心市街地である身延(みのぶ)街道沿いの小笠原の町並みは、にぎわいをみせている。人造湖の北伊奈ヶ湖(いながこ)や南伊奈ヶ湖があり、湖畔はキャンプ場となっている。[横田忠夫]
『『櫛形町誌』2冊(1966・櫛形町)』

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