紫雲寺(読み)しうんじ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「紫雲寺」の意味・わかりやすい解説

紫雲寺
しうんじ

新潟県北西部、北蒲原郡(きたかんばらぐん)にあった旧町名(紫雲寺町(まち))。現在は新発田(しばた)市の北部の一地域を占める。日本海に面する。1955年(昭和30)紫雲寺村と松塚(まつづか)村の一部が合併して町制施行。2005年(平成17)紫雲寺町は新発田市編入。日本海東北自動車道、国道113号が通じる。蒲原砂丘の浜集落と、1730年(享保15)に干拓された旧紫雲寺潟新田村からなる蒲原穀倉地帯。砂丘地は第二次世界大戦後、本県の砂丘開発パイロット事業のモデル地区に指定され、野菜葉タバコ果樹などの園芸農が盛んである。さらに、1967年ごろから中条(なかじょう)・紫雲寺ガス田の開発に成功して、県下有数のガス井が砂丘上に並んでいる。砂丘表の藤塚浜は旧砂浜漁村であったが、いまは海水浴場としてにぎわっている。

[山崎久雄]

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百科事典マイペディア 「紫雲寺」の意味・わかりやすい解説

紫雲寺[町]【しうんじ】

新潟県北部,日本海に面する北蒲原(きたかんばら)郡の旧町。大部分はかつての紫雲寺潟の干拓地で,越後平野の米作中心地であるが,近年は葉タバコ,球根蔬菜も産し,畜産も行う。南部を流れる加治川堤のサクラは有名であったが,1966年,1967年の水害の後切られた。2005年5月北蒲原郡加治川村と新発田市へ編入。26.70km2。8113人(2003)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「紫雲寺」の意味・わかりやすい解説

紫雲寺
しうんじ

新潟県北部,新発田市北部にある旧町域。日本海に面する。 1955年紫雲寺村と松塚村の一部が合体して町制。 2005年新発田市に編入。東部は江戸中期の紫雲寺潟干拓以後に開発された新田地帯で,米作中心地。砂丘では野菜,球根,葉タバコを栽培する。天然ガス田の開発が進んでいる。

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改訂新版 世界大百科事典 「紫雲寺」の意味・わかりやすい解説

紫雲寺 (しうんじ)

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