加納横穴墓群
かのうよこあなぼぐん
上庄川と余川川に挟まれた丘陵の東端に蛭子山があり、ここから南東に派生した尾根の中腹をめぐるように横穴墓群が築かれている。北群・東群・西群に分れ、それぞれ四基・三一基・二一基、計五六基の横穴が確認されており、さらに増加が見込まれている。北群は二五メートルの等高線に沿って一列に、東群と西群は標高一〇メートルから二五メートルの間に三段に築かれている。大正一一年(一九二二)東群に含まれる四基の発見が端緒となり、同年末までに三六基が確認され、昭和三〇年(一九五五)の発掘調査までに五六基が確認されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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