加羅佐手(読み)からさで

精選版 日本国語大辞典 「加羅佐手」の意味・読み・例文・類語

からさで【加羅佐手・神等去出】

  1. 〘 名詞 〙 島根県松江市鹿島町佐陀宮内にある佐太神社で一一月二五日(古くは陰暦一〇月末)に行なう神事。陰暦の神無月出雲に集まった諸国の神々を送り出す神事として、神社の西の神目(かんのめ)山まで梅の細い枝で地をたたき、「お立ち、お立ち」と唱えながら山の神池まで神を送り、奉幣や御舟出の神事を行なった後、うしろを見ないで帰る。《 季語・冬 》 〔神道名目類聚抄(1699)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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