加茂西村(読み)かもにしむら

日本歴史地名大系 「加茂西村」の解説

加茂西村
かもにしむら

[現在地名]豊田町加茂・東原ひがしばら富丘とみがおか

天竜川下流左岸、池田いけだ村の東にあり、寺谷てらだに用水が南流。加茂東村加茂河原かもかわら村とともに加茂村ともよばれた。正保郷帳に村名がみえ、田方二五一石余・畑方七九石余、旗本加々爪宇右衛門領。国立史料館本元禄郷帳でも同家領、旧高旧領取調帳も同じで、天神社領四石・加茂東村曹洞宗大円だいえん寺領一五石余・観音領五石余が載る。「遠淡海地志」では家数四〇。加茂三ヵ村は加々瓜領あわせて一千石(遠淡海地志)。江戸時代を通じて名主一名で(ふるさと豊田)、東海道見付みつけ宿(現磐田市)定助郷も加茂村として出役(元禄七年「見付宿郷村并高付覚帳」飯田家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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