ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「加藤一二三」の意味・わかりやすい解説
加藤一二三
かとうひふみ
将棋棋士。南口繁一門下。 1954年,14歳で4段に昇進し「神武以来の天才」と呼ばれる。以後毎年昇段し,60年大山康晴名人に挑戦するが失敗。 73年9段。 83年,1持将棋2千日手を含む 10番勝負の末,中原誠を破り,初挑戦以来 23年目にしてついに名人位を獲得した。初タイトルは 68年獲得の十段。そのほか,王将,王位,棋王を得ている。棋風は重厚。敬虔なクリスチャンである。
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