加藤海底遺跡(読み)かとうかいていいせき

日本歴史地名大系 「加藤海底遺跡」の解説

加藤海底遺跡
かとうかいていいせき

[現在地名]豊玉町貝鮒

浅海大口あそうおおぐち(外浅海)北部、加藤の浜にある海底遺跡。昭和四八年(一九七三)の調査で縄文時代の石器とともに同中期の阿高式、同後期の鐘ヶ崎式の土器片が出土している。また同中期の層からは韓国系櫛文土器が出ている。北に続く山地の突出部に弥生時代の墳墓があり、また西手の加志々かじしに数基の箱式石棺墓が破壊された跡がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 人骨 山麓 石鏃

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android